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『脊梁』(せきりょう)は、松本清張の短編小説。『別册文藝春秋』1963年12月号に掲載され、1966年6月に短編集『ベイルート情報』収録の1作として、文藝春秋(ポケット文春)より刊行された。 1982年にテレビドラマ化されている。 == あらすじ == 川田トモ子は村尾宗一の許婚であった。ある晩、宗一の部屋に泊まったトモ子は、夜中に目が覚め、傍に宗一の姿が見えないのに気づく。時計は1時25分を示していた。次に目が覚めた時、宗一はトモ子にその時はトイレに行っていたと答えた。時計の針は2時40分をさしていた。その夜、同じ町内に住む下井竜右衛門夫婦が、メッタ刺しにされ殺される事件が発生した。宗一が一時的に自分の傍にいなかったことを思い出し、トモ子は不安になった。宗一は、変に疑われたら困るからと言って、不在の件を黙っているよう頼み、トモ子も同意する。しかし、宗一の飲み仲間・倉岡文平が容疑者として逮捕され、文平は宗一が共犯者であると陳述したため、宗一は警察に連行されることになった。宗一は、犯行の行われた時間に自分はトモ子と居たと言い、無実を主張する。 トモ子は宗一の当夜のアリバイを証明する唯一の証人となった。トモ子は宗一の一時的な不在を誰にも言わなかった。警察や検事は微妙なところで罠をかけてくるという恐怖心があった。年月は流れ、裁判は長引いていった。家族はトモ子の今後を心配するが、トモ子は宗一のことを忘れられず、拘置所にいる宗一への差し入れを続ける。弁護士の小松と須山は、今度こそ宗一を無罪にすると言ってトモ子を励ました。しかし、苦労を重ねるトモ子の前に、思わぬ蹉跌が待ち受けていた…。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「脊梁 (松本清張)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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